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2024-2025シーズンの日程は、
2024年7月ごろまでに発表します。

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がらぱコースレポ・マイアミ

関西シクロクロスと全日本選手権がいよいよ明日とあさってに迫ってきました。
前日のコース設営が行われています。

レースを控えた現地から、コース状況などをお届けします。

マイアミといえばまず「砂」が思い出されるみなさんも多いかと思いますが、今年もさらにさらにパワーアップしたまさに「砂地獄」が選手を待ち構えています。


会場で琵琶湖を眼前に見て右側奥がスタート地点。
レイアウトで言うとピット近くになります。

そこからまっすぐに舗装された道を走り、オレンジネットのあるフィニッシュ地点を通過。
スタートはまっすぐにつきぬけていきますが、次の周回からはコントロールライン通過後にすぐにクランク状に折れます。

さらに舗装路を走り、今回は使わない松林手前あたりでスタート時は右へ。
そのままビーチ(コースマップで言うところの砂セクション3)に入ります。
そしてもう一度スタート地点付近に戻り、ピットから松林へ抜けてもう一度ピットを通過し、コントロールラインへ。
これがスタートループとなります。


本格的な周回に入ったら、先ほどの舗装路からキャンバーになった草地を抜けて砂浜へ入ります。

このキャンバーも草があるとはいえ、その下の地面はフカフカしていて沈みます。


そして回り込んでいよいよ砂地獄へ。


砂セクション1、2、3、4と名づけられたそれぞれの砂浜セクションですが、とにかく砂がフカフカで深いのでかなり足を使います。
若干水際のほうがしまったところもありましたが、明日の天候と湿気とみなさんが走るライン次第で状況は大きく変わる可能性もあるので迅速な状況判断が必要になりそうです。

特にフカフカなのが砂セクション1と2。




前日の時点までにかなりたくさんのワダチもありますが、なかなかライン取りに苦労されている様子が伺えました。


それを抜けて右手にフィニッシュ地点のある直線を見る形での砂セクション3。

毎年水際から琵琶湖の中へ向かって走る選手が多発する場所ですが(^^;)
やはり水際の比較的締まったところを走るか(その場合、砂セクションから抜ける際にかなり砂の深い箇所がある)、最初から砂の深い右側のラインを取るかの選択が難しそうです。

特にこのセクションは後半の砂がフカフカになってくるので試走でのチェックが必須になりそうです。


一旦砂セクションをあがり、コントロールラインのすぐ左側のコースへ。
ここは一面草刈がされた場所で、砂地獄から一旦出てちょっとほっとする感じです。
が、ここまでの砂セクションからのつながりと、スムーズなライン取り如何によってここまでにかなりの差がついてしまう可能性もありますので休みどころにはならないかも。


そこからピットエリアに向かうところでもう一度「砂セクション4」に突入。

もうええやろ!といいたくなるほどの砂地獄に翻弄されつつ右へ回れば左手にピットです。

(私が写真を撮った時点ではまだフラッグなどは設営されていませんでしたので場所の写真です)


そして今回唯一の松林セクションへ。


あまり細かく引き回すのではなく、しっかりと直線が確保され、メリハリの利いた走りが要求されそうです。
ほんのちょっとした細かいライン取りやテクニックで差がついてしまうかも。


松林の出口付近(本部近く)にシケイン設置の予定。
そして松林を抜けてもう一度ピットのほうへ向かい、ターンしてスタート地点を通過し、そのままコントロールラインへと帰ってきます。



距離は2.9kmとなります。


コースを確認に来られていたみなさんにいろいろとお話を伺いましたが、砂のことを考えてかなり低めの空気圧にされている方が多く、舗装路、スピードの上がるところ、そしてコーナリングなどでのアクシデントの回避についての話題が多く聞かれました。
パワーだけでなく、ここぞという時のテクニックで差がつく、そんなレース展開が予想されます。


とにかく試走時間をチェックして、しっかりとコースを確認して砂地獄を攻略してください!

©一般社団法人 京都車連