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2024-2025シーズンの日程は、
2024年7月ごろまでに発表します。

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2019メモリアルシクロクロス リザルトとレースレポート

東日本大震災の記憶を風化させないよう、本大会は、毎年3月11日に近い日曜日に開催しており、今年も2019年3月10日(日)に、大阪府富田林市西条町 石川河川敷特設コースで行われた。 

 リザルト

http://kyoto-cf.com/gpeasy/data/_uploaded/pdf/2019memo.pdf

120分耐久は、ソロクラス、チームクラスともに、計測にミスがあり、当日の表彰と、実際のリザルトが異なっています。当日表彰できなかったみなさんや、誤って表彰したみなさん、大変申し訳ありませんでした。
今後、このようなことがないよう、計測精度アップに努めます。

 

数日前から、降水確率が60%から100%の間を指しており、雨が心配されたが、時折降る程度で、大崩れすることはなく、全レースを無事終えた。

メモリアルシクロクロスは、AJOCCレースとは異なり、全て独自の競技が行われている。
60分耐久ソロは、模擬C1とも言え、C1のトップライダーから子供まで参戦可能で、60分の苦しさを疑似体験できる。
普通に考えれば、敬遠されてもおかしくない種目だが、意外と初級者にも人気が高く、今年は過去最高の94名のエントリーがあった。

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60分耐久ソロのスタート

 

レースは、川村 誠(スクミズマシンワークス)、Panasonic Racingの、中西 啓太と海藤 稜馬が、先頭パック形成し、C1さながらのレースを展開するが、次第に川村 誠が後続を突き放し、優勝をさらった。
中西 啓太はパンクで後退したため、海藤 稜馬が2位に入り、3位には、スタート位置の悪かった久保 伸次(京都岩井商会レーシング)が追い上げて入賞した。

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[優勝]川村 誠(スクミズマシンワークス) [2位]海藤 稜馬(Panasonic Racing) [3位]久保 伸次(京都岩井商会レーシング)

 

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滑る路面にトップ選手も慎重になる

 

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子供も一緒に走るので、ステップにはエスケープが設けられた

 

キッズ15分耐久は、今回は大人と同じコースで行われた。
2周回となったレースでは、接戦を競り勝ち、柿本 圭治郎(Teamスクアドラ)が優勝を収めた。

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キッズ15分耐久のスタート

 

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[優勝]柿本 圭治郎(Teamスクアドラ) [2位]堂上 駿介(Biketeam回転木馬) [3位]栄 悠之介(COWBOY/Team山の駅)

 

120分耐久は、定員80組が、締め切り前にいっぱいになり、60分耐久と同じく過去最高の参加者を集めた。(参加できなかった皆様申し訳ありませんでした。来年は是非お越しください。)

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120分耐久のスタートは、ローリング方式で半周だけスタッフが先導する。先頭には子供たちをシードした。

 

 

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会場の様子。手前のシケインは、高い方か低い方の好きな方を走って良い。

 

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120分耐久では、ちょっとしたサプライズで親子のゴールスプリントが見られた。


120分耐久には、1名のソロクラスと、2~4名のチームクラスがある。

ソロクラスでは、中西 啓太と海藤 稜馬(共にPanasonic Racing)が先頭コントロールするが、出遅れた川村誠(スクミズマシンワークス)が、追いつきそのまま勝利をもぎ取った。川村は、60分ソロと、スプリント予選の後にもかかわらず、チームも含めて総合のトップでのゴールだった。

 

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[120分ソロ優勝]川村 誠(スクミズマシンワークス)

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[2位]中西 啓太(Panasonic Racing)

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[3位]ヒュルケ・シブツェン(シマノドリンキング)


 

チームクラスは、ベッキーシクロクロス米泥棒が、チーム名の通り、優勝賞品の福島産の米5kgをかっさらった。

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[優勝]ベッキーシクロクロス米泥棒 [2位]ドM組合 ジャパン

 

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[3位]カシャロ水曜夜練Young

 

スプリントは、実力に応じてスタート時刻にハンデが与えられる1周のみのレース。
CK2の松山 海司選手が、圧倒的速さを見せ、C1とのハンデ差、たった1分を余裕で守りきった。

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ハンディキャップがあるとは言え、驚異の速さで優勝した松山 海司

 

2位には、M1の中野 政彦(カシャロ水曜夜練)が入り、3位には、U15の岸本 和也(チーム36隊大阪)となった。
表彰式は二人の子供たちに囲まれたM1選手という、シクロクロススプリントらしい、通常では絶対に見られない光景となった。

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[優勝]松山 海司/CK2 [2位]中野 政彦/M1(カシャロ水曜夜練) [3位]岸本 和也/U15(チーム36隊大阪)

 

60分耐久ソロ、120分耐久ソロ、スプリントの全ての個人競技にエントリーされた中で、もっとも着順の合計が小さい選手を表彰する、キングオブメモリアルが、今回から新設された。
非常に過酷な競技に9名ものエントリーがあり、初の栄冠は、120分でも60分でも格の違いを見せた川村誠の頭上に栄冠に輝いた。

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手違いで、表彰台解体中の表彰となり、申し訳ありませんでした。キングオブメモリアルは、優勝のみの表彰です。

 

全てのレースを終え、14時46分には、参加者による黙とうが、犠牲者に捧げられた。

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まったらーんねーん!

 

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コース中に作られたハートマーク。名付けてラブ注入。みなさんは気づきましたか。

 

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