関西シクロクロスブログ

関西シクロクロス公式ブログ

2013〜2014年シーズン関西シクロクロスシリーズ終了のお礼

2014.2.7
関西シクロクロスオルガナイザー 矢野 淳

台風18号が運んだ土砂や流木をみんなでかき分けコースを確保した南山城のプロローグに始まった19年目のシーズン、皆さん楽しんでいただけましたでしょうか。今期はU23など若い選手の台頭が印象深かったのですが、これまでキッズやユースのレースを地道に続けてきた成果の現れだと感じています。
昨年大幅に増えた延べエントリー人数は今期更に増え6,473人になりました。そんな中でも、受付で長蛇の列を作ることなく、リザルトもレース終了後速やかに出たことは、運営を支えた審判、コースマーシャルや、レースも見えない駐車場整理などの裏方で大会を支えて頂いた主管チームなどスタッフの皆様のレースに対する情熱の現れであり、深く感謝いたします。また、毎回のブース出展などで協賛いただくなど、多くの方々の力が集まってこのシリーズが支えられていることをあらためて感謝し、心からお礼申し上げます。
これからも更に高い目標に向かってチャレンジする気持ちを忘れずに、「シクロクロス界の安くて美味しいファミレス」を目指し、だれもが気軽に楽しくかつ真摯にシクロクロスに参加することで、全力で走りきった後の爽快感を参加者みんなが感じられる競技会でありたいと願ってやみません。
恒例となりました、シーズン中の様々な課題や、来期に向けて感じたことを以下に書きます。


1 コース・会場
近年は各地からコースに使えないかとオファーをいただくようになり、今期は東近江、烏丸半島の2会場で新しく開催することができました。新規を増やすためどの会場と入れ替えようかと嬉しい悩みがあります。
毎年の会場であってもマキノの全日本のように走る側の意見を取り入れ、安全面に配慮しながらも、絶えず新しい試みをしていきたいと思います。
一方で全日本の立体交差の失敗は走る側の視点が欠けていたと反省しています。マキノの立体交差は来期のマイアミからマキノへと移す「UCIマキノ大会」でリベンジを図りたいと思います。
また、天候に左右されますが、世界に少しでも近づける深い泥や砂のコースでも開催したいと思います。


2 増え続けるエントリー
エントリーは一次エントリーと、残り枠をスポーツエントリーによる二次エントリーで受け付けるスタイルで2年目となりました。シーズン後半はC3やC4で早々に募集枠が埋る事態となりました。そして最終戦は808名と関西クロス最多エントリー人数となりました。走りたい人はみんな受け入れるか、快適なレース環境のために参加制限を強化するのかの選択に悩みます。競技としてきっちりとリザルトを出すことや安全面を考えれば後者を選択せざるをえませんが、今後も増えるであろうシクロクロスを走りたい想いにどう応えるのか検討したいと思います。アメリカオレゴン州のriver city bicycles crossではビギナークリニック3回とUCI登録レースに加え1500名規模で9戦のシリーズを開催しています。こうした世界の先端を行く運営を参考にしながら、どうすれば1000人規模でのレースが可能か、土曜日との2日開催や大会スケジュールの見直しなど試行錯誤しながら挑戦していきます。
シクロクロスファンはまだまだ増える余地があります。ここで伸びる勢いを止めることはないと思います。将来は関西地域で同日に複数会場で開催するなどしなければ走りたいニーズに応えていけないように思います。


3 新しいカテゴリーやポイントランキング
カテゴリーはそれぞれの実力に応じて楽しく競っていただくためのものです。今期はシクロクロス経験の浅い方にも安全に楽しく走れるようにと関西クロスローカルのC4、CM3を導入しましたが、カテゴリーのチェックに負担が増えた割にはC3やCM2との違いや基準がわかりにくいこともあり最後まで混乱しました。C4については来期も定着を目指して継続したいと思います。参加者が増えるマスターにつても3段階を維持しつつマスターの中で更に年齢の細分化(40歳代、50歳以上など)は検討の余地があります。
ジュニアより若いカテゴリーの細分化も2年目になりU17やジュニアの参加者も少しずつ増え、効果が見えてきました。若い世代への取り組みは今後も継続して続けていきます。
ポイントランキングはJCX、AJOCC及びシリーズポイントと複雑になっていますが概ね実力を反映できていたと思っています。来期もそれぞれの主旨を明確にアナウンスし運用していきたいと思います。


4 競技規則の運用とJCF登録の範囲
自転車の規格やウエア、ヘルメットなど競技規則について細かくアナウンスしてきましたが、実際の運営の中では主催の側も競技規則どおりで無い部分もあります。(コース幅やコースの区分、鉄杭の使用等)
関西シクロクロスは楽しいサイクルイベントでありますが、チャンピオンシップの競技会でもあります。そのため競技者はルールに従うことが求められます。シーズン途中でQ&Aを作成しましたが来期に向けてルール編の充実を図り普及に努めたいと思います。
また、登録はしなくても走れると思われがちですが、全日本の開催や世界選、ワールドカップへの派遣、競技規則や競技記録の管理など、直接に間接に自転車競技連盟は私たちの競技活動を支えています。登録の全日本につながるC1、CL1はもちろん、そこにつながるC2なども視野に入れ登録の必要な範囲をAJOCCで議論していきたいと思います。


5 全国のシクロクロスシリーズ(AJOCC)との連携を強めます
全国のオルガナイザーでつくる組織、AJOCC(アジョック)の連携が一層深まりJCX(ジャパンシクロクロス)シリーズの立ち上げやランキングポイントの採用、カテゴリーの共通理解などで新しい取り組みが進みました。
JCXシリーズは東北から中国まで各地域での開催へとつながり、ランキングポイントは全日本選手権のスタート順の基準となりました。来季も全国のオルガナイザーが連携してJCXシリーズの質を高めていくことで、全体のレベルアップにつなげていきます。


6 世界につながる大会を目指す
 世界選手権日本代表チームは厳しい環境の中で、それぞれに力を発揮して走り抜いたのではないかと思います。選手たちは色々な面で世界との差を体感し、今後もより高い目標を定めて真摯な努力を続けていくことでしょう。またマスターズの選手たちも世界へ挑戦し、次の目標を見つけられたことと思います。こうした努力に応える周囲の体制も大切です。
来期も関西から世界へチャレンジする選手たちを送り出し、みんなで応援していきたいと思います。世界へ伸びる芽がどんどんと育つよう、私たちは育つ畑(シクロクロスレース)を一つでも多く耕していきたいと思います。そして、その畑は絶えず世界のレベルを意識して世界につながっているものでありたいと思います。

最後に、来期で関西クロスは20周年です。これから先も発展し、継続していくために、より組織的な運営体制へと移行していく必要を感じています。私たちの取り組みを引き継いでいく新しい力を求めています!!


’13〜’14エントリー数報告.pdf 直